大人な秋のスニーカーは、茶系の本革で。
ナイキとか、アディダスとか、バンズとか、
そんな定番は外して、パトリック。
ブーツは今年も、バニスター。
ホーキンスやセダークレストのように安くも、
ホワイツブーツやオールデンのように高くもなく、
そんな定番は外して、バニスター。

僕には、そんなの聞いたことがない、
ってくらいのメーカーがよくて、
何にしても、お洒落と呼ばれる靴を選んだだけでは、
そこに誇れるようなものは何もないし。
僕らが手にしている 富は見えないよ
彼らは奪えないし 壊すこともない 世界はただ妬むばっかり
―― ありあまる富/Goose house
―― 椎名林檎 作詞作曲、2009、EMIミュージック・ジャパン
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- 2019年10月25日 00:01 |
- ラパン/ミニ
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その頃ほどではないけれど、毎日、忙しく、
経済効率なんてのを求めて、荒行をやっているから、
休みの日くらいは、ぼんやりしていたいのに、
例えば、窓の外を眺めていたら午前中が終わっていた、
なんて、座禅のような無為には耐えられそうにない。
忙しくして、心を亡くさなきゃ落ち着かない。
静かで、穏やかな時間を過ごしたいときは、
僕には、掃除くらいがちょうどいい。
慌ただしくしていても、心が整えられる。
汚れが落とされ、塵が払われ、磨かれる。
何もそんな難しい事 引き合いに出されても
知りません 全然 だから 気にしないぜ とにかく行こう
―― イージュー☆ライダー/奥田民生
―― 奥田民生 作詞作曲、1996、Sony Records
シートの汚れを落とすことは、心の汚れを落とすこと、
コンソールの塵を払うことは、心の塵を払うこと、
曇ったダッシュボードを磨くことは、曇った心を磨くこと。
説教くさいから、他人には言えないけれど。
幅広い心を くだらないアイデアを
軽く笑えるユーモアを うまくやりぬくカシコサを
―― イージュー☆ライダー/Goose house
―― 奥田民生 作詞作曲、1996、Sony Records
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- 2019年10月22日 00:06 |
- ラパン/ミニ
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まずは、内装の拭き掃除。
それは、クルマを買ったら、いつも最初にすること。
新車なんて、今まで買ったことがないから。
新車ならその必要がない、ってことは、
掃除をする時間、とは、無為な時間、に違いなくて、
そして、僕には、無為な時間が必要だ。
僕たちは、ついつい、時間を有意義に使ってしまう。
無為に過ごした休日は、妙に後悔がつきまとう。
無為は、罪悪感や焦燥感を抱かせる。
休日なんだから、無為に過ごしてもいいのに。
休みは必要だ みんなもそう言ってる
そこにはいい事があるはずと言ってる
―― コーヒー/奥田民生
―― 奥田民生 作詞作曲、1995、Sony Records
暇そうに、ブログなんか書いている僕でも、
ひと頃は、受験勉強に明け暮れていて、
それは、たいして難しい試験ではなかったにしても、
宅建、管業、行書、FP、どれも国家試験の端くれで、
それぞれ数百時間は学習しなきゃ受からないから、
朝から晩まで、空いた時間はすべて有意義に使われていた。
有為は、強迫観念を抱かせる。
周りの人に気を配る余裕もなくて、
もちろん、掃除なんて思いつきもしなかった。
慌ただしくて、心が荒(すさ)んでいたと思う。
それぞれ二人忙しく 汗かいて すばらしい日々だ
力溢れ すべてを捨てて僕は生きてる
―― すばらしい日々/ユニコーン
―― 奥田民生 作詞作曲、1993、Sony Records
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- 2019年10月19日 00:02 |
- ラパン/ミニ
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イグニッションの周りには、
5cm も離れた位置から、
コラムカバーに鍵を滑らせた跡がいくつも残っている。
指でシリンダーの位置を確認してから、
鍵を差すほうが間違いがないと思う。
僕は、先端で穴を探っていて、何度か、
違う穴に入れてしまったことがあるんだ。

汚れを落として、アーマオールを塗り重ねてみよう。
キミが好きだよ エイリアン この星のこの僻地で
魔法をかけてみせるさ いいかい
―― エイリアンズ/Goose house
―― 堀込泰行 作詞作曲、2000、Warner Music Japan
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- 2019年10月18日 00:02 |
- ラパン/ミニ
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「手紙は必ず届く」って、
ラカンのテーゼがある。
どんな意味なのかは知らないけれど、
こんな意味なら、僕にでも分かる。
差出人は、メッセージを発信したことに、
気づいていないままに差し出していて、
受取人の側から、差出人が、
メッセージを出していたことを教えてもらうとき。
つまり、受取人が、受け取ることによって、
差出人のメッセージが成立するとき。
それとは知らずに発信していたメッセージを、
受取人から、思いがけず聞かされるとき。
ひいては、今まで自分がしてきたことを、
認めてくれる誰かと出会ったとき。
自分がずっとしてきた行為を、
メッセージに変換してくれる人が現れたとき。
受取人は、特別の人になり、同時に、
手紙は、特別な人に宛てられる。
一度でも経験したことがある人なら、
こんなのは、少しも、きれいごとではなくて、
届いた先を宛先として、手紙は必ず届くんだ。
眩しい笑顔の奥に 悲しい音がする
寄りそって 今があって こんなにも愛おしい
―― にじいろ/Goose house
―― 絢香 作詞作曲、2014、A stAtion
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- 2019年10月17日 00:01 |
- ラパン/ミニ
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