031、
>自分は特別で、
誰の理解も超えているような、
032、
>素晴らしく、
誰にも同意ができないような、
033、
>偉大で、
特別さ、素晴らしさ、偉大さが、
034、
>優れているから、
誰の共感も得られないのは、誰も、
035、
>共感されない。
それを優れているとは呼ばないからである。

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- 2020年07月31日 00:00 |
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026、
>雨が降る日は、傘を差す。
切実に、雨が止んでほしい、と願うのは、
傘を持っていない人である。
027、
>聞く耳を持たない。
聞く耳を持たない人に限って、
自分の話を聞け、と言ってくる。
028、
>言葉が通じない。
言葉が通じない人なら、
話し相手を求めている。
029、
>狭量である。
狭量な人ほど、
他人に寛容を要求する。
030、
>雨が降る日は、天気が悪い。
雨の日に、雨が止んでほしい、と願うのは、
雨が降っているからである。
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- 2020年07月30日 00:00 |
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021、
>生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ。
生きるか、死ぬかの、極端な二項対立だ。
どちらかが正しいかのように選択を迫るけれど、
そんな問いに深刻ぶっていても、答は出ない。
022、
>このままでいいのか、いけないのか、それが問題だ。
To be or not to be, that is the question.
つまり、Let it be なのか、Don't let it be なのか、
それなら、考えることができる問いになる。
023、
>人生は、生きるに値するか。
人生は、経験でしか語れないから、
値しないと思えるのなら、生きるに値しないのだろう。
ただし、一般化はできず、自分の、という目的格がつく。
024、
>自分の人生は、生きるに値するか。
自分の人生は、自分の経験でしか語れないから、
値しないと思えるのなら、生きるに値しないのだろう。
ただし、一般化はできず、自分は、という主格がつく。
025、
>自分は、自分の人生を、生きるに値すると思えるか。
自分の人生を、自分で生きるに値しないと思うときに、
否定するべきは、自分の生命ではない。
Don't let it be、このままの生き方を変えることだ。

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- 2020年07月29日 00:00 |
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016、
>利口な人の欠点。
馬鹿の気持ちが分からないこと。
馬鹿の気持ちが分かりたくないから、
利口であり続けているのかもしれないくらいに。
017、
>他人の気持ちが分からない。
そのほうがいいときもある。
他人の気持ちが分かるようになれば、
その能力は、他人を傷つけるためにも使われる。
018、
>批判や否定。
批判や否定ばかりしている人は、
批判や否定が大好きに違いないが、
それを指摘しても、批判や否定を返される。
019、
>比較することに意味はないのか。
比較することに意味はない。
ただし、そのフレーズさえも、
比較することに意味はある、との比較である。
020、
>比較することに意味はあるのか。
八王子市民の身長を150cm として、
縦に積み上げれば、墨田区の、
東京スカイツリーの1,300倍の高さになる。
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- 2020年07月28日 00:00 |
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011、
>昔はよかった、
>って言うときの、昔、っていつ?
昔、とは、今、のこと。
時間の経過ではなく、変転流転、諸行無常のこと。
今も変わらずに続いているものごとなら、
僕たちは、昔、なんて呼ばないもの。
では、昔とは、過去のことではなく、
変わってしまった現在に生まれる。
012、
>昔はよかった、
>って言うときの、よかった、ってなに?
端的に、悲しさ、なのだろう。
悲しさ、は、美しさ、なのだろう。
根底にあるのは、すべては、滅びる、ってことで、
生まれた者は、誰もが、死ぬ、ってことだ。
喪(うしな)われなければ、悲しくないし、
悲しくなければ、美しくない。
013、
>滅びて、死んで、
>喪われて、美しくなるの?
花がいつまでも散らずに咲いているのなら、
そんなものは、誰も美しいとは思わない。
短い時間のうちに、この世界から消え失せて、
弱くて、脆くて、儚いから美しい。
絵描きは、それを知っているから描き残す。
散らない花なら、描かなくてもいい。
014、
>滅びて、死んで、
>喪われて、よかった、になるの?
生まれた音は、その途端に消えなければ、
音楽にはならない。
消え行く残響に、儚さと美しさが宿る。
旋律は、今はもう聴こえてこない、
音の記憶の積み重ねであり、
曲が終われば、この世界には何も残さない。
015、
>自分が、滅びて、死んで、
>喪われても、よかった、と思えるの?
そのためには、今を懸命に生きること。
いつか喪われる自分を、美しくさせること。
どうせ散るからといって、
おざなりに咲く花が美しいか?
どうせ何も残らないからといって、
ぞんざいに奏(かな)でられた曲が美しいか?

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- 2020年07月26日 00:00 |
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006、
>今の世の中はだめだ。
ごもっとも。
007、
>昔はよかった。
ごもっとも。
008、
>今の日本はおれたちが作った。
おっしゃる通り。
009、
>今に比べて、昔のほうが遥かによかった。
今の日本はおれたちが作った、のではなかったか。
010、
>それに引き替え、今の世の中はまったくだめだ。
今の日本はおれたちが作った、のではなかったか。
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- 2020年07月25日 00:00 |
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096、
>それって、自己満足?
どのように言い換えても構わないけれど、
自己を満足させるために、
他者の不満を煽りたいのなら、
働いている心性は同じだろう。
097、
>否定しなきゃ、肯定できない?
正しいことがなくなってしまったから。
そんなものは、もともとなかったことに、
気づいてしまったから。
それで、間違いが横行しているから。
098、
>正しいことがないのに、間違いが横行?
矛盾するゆえに、相手を否定して、攻撃を仕掛ける。
自分にだって、正しい価値観がない世界だけれど、
否定し、攻撃することによって、立ち位置だけは定まる。
たとえ、自分の中が空っぽでも。
099、
>共通の価値観では、肯定できない?
意味や、本質や、ものごとの軽さ重さ、
そのあたりをひっくるめて価値と呼ぶと、
僕たちは、価値を判断する基準が、
ふらふらになってしまった。
100、
>自分の価値観では、肯定できない?
正しい価値観がない世界なら、そもそも、
何かに依存することも、否定することもない。
あらゆるものごとに、価値なんてないけれど、
だからって、諦めずに、価値は自分で見つけろ。

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- 2020年07月22日 00:00 |
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091、
>なぜ他人を否定したい?
他人を否定すれば、
自分が肯定されると、
勘違いをしているから。
まず、自分を肯定しなければ、
他人を否定できないことに、
気づいていないから。
092、
>なぜ他人を否定して楽しい?
いくら他人を否定しても、
自分が肯定されるわけではないことが、
分からないから。
まず、自分を肯定できれば、
他人を否定する必要がなくなることを、
知らないから。
093、
>なぜ他人を不幸にしたい?
他人を不幸にすれば、
自分が幸福になれると、
勘違いをしているから。
まず、自分が幸福でなければ、
他人を不幸と呼べないことに、
気づいていないから。
094、
>なぜ他人の不幸が楽しい?
いくら他人を不幸にしても、
自分が幸福になれるわけではないことが、
分からないから。
まず、自分を幸福にできれば、
他人を不幸にする必要がなくなることを、
知らないから。
095、
>そこから逃れるには?
まず、自分を肯定すること。
まず、自分を幸福にすること。
他人を否定したいは、
自分を肯定できないことのブーメラン。
他人を不幸にしたいのは、
自分を幸福と思えないことのブーメラン。

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- 2020年07月21日 00:00 |
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086、
>人は、生まれてきてよかったのか?
僕なら、そんなのは、考える気がしない。
そんな問いには、関心がない、ってことだ。
生命は、よいとか悪いとかでは生まれない。
誰だって、論理的によいという判断から、
生まれてきたわけではないだろう。
087、
>生まれてこないほうがよかったのか?
論理がどこに行き着いたとしても、
それが、人が生まれたことの一般性についてなら、
合理的に説明できているとは思えない。
問えるのは、僕は生まれてきてよかったのか。
自らの人生をどう考えているのか、である。
088、
>それでも、人は、生まれてきてよかったのか?
人は、生まれてきたから人である。
生まれてこなければ人ではなく、
もとより、よいも悪いも、何もない。
生まれてこないことは、問題にならない。
存在と非存在は比べられないもの。
089、
>それでも、生まれてこないほうがよかったのか?
人は生まれてきてよかったのか、
非存在との比較ではなく、それだけが残される。
そして、問題は、論理の問題ではなく、
個人の感受性や、価値観の問題である。
普遍的な論理に還元することはできない。
090、
>それでもなお、人は、生まれてきてよかったのか?
その問いには、普遍性がないから、
問いに条件をつけて、問い直してくれ。
人が存在することを、よくないと考えるような人にとって、
生まれてこないほうがよかったのか?
それでもなお、人は、生まれてきてよかったのか?

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- 2020年07月20日 00:00 |
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