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qinggengcai

今年も余すところ 5/5 ―― 愚昧な僕にも相応の幸福がある


「パンがなければケーキを食べればいいぢゃない」、
意訳のバリエーションとして、
「7割が課長にもなれないのなら社長になればいいぢゃない」。

無関心で、現実を知らない愚昧な者のフレーズも、
実効性を伴えば、あながち間違いとはいえない。
ジャン=ジャック・ルソーはその言葉どおりにケーキ屋に行った。

ルソーは、もちろん、そのフレーズの愚かさを知っている。



今年の投稿は、今夜で最後です。
今年も、おつき合い、ありがとうございました。
振り返れば、できたこと、できなかったこと、やりかけのあれこれ。

引き続き、よろしくしてやってください。



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  1. 2023年12月31日 00:00 |
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今年も余すところ 4/x ―― 愚昧な僕にも相応の幸福がある


>観葉植物と写真に凝ってみよう、なんて思っている。
植物は自分が世話をしなければ枯れてしまう。
カメラは自分が撮影しなければ写真にならない。
それなりに、能動的な関わりが求められるもの。

例えば、テレビなら、電源を入れたら映って、
それ以上の、受動を越えての関わりを求められることはない。
観たい番組を選ぶことで自己決定しているつもりでも、
自己はそもそもから自分の物語を作れない。

テレビは、ひたすらに、他人の物語を紡ぐだけである。



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  1. 2023年12月29日 00:00 |
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今年も余すところ 3/x ―― 愚昧な僕にも相応の幸福がある


来年の抱負、なんてことを考えて、
観葉植物と写真に凝ってみよう、なんて思っている。
相変わらず、考えることが小さい。

他人の生き方、考え方には寛容なのに、
鹿沼土の配合にはやたらと厳しい。
ふだんは穏やかなのに、水を与え過ぎると怒り出す。

たいていの間違いは許せるのに、
この被写体で絞りを開放にした自分が許せない。
そんな可笑しいキャラになれそうな気がする。

来年もまた、小さい男にも、小さな幸福を。



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  1. 2023年12月28日 00:00 |
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今年も余すところ 2/x ―― 愚昧な僕にも相応の幸福がある


例えば、自分が利口と信じて疑わない戸塚宏83歳(仮名)の論理は、
僕みたいな馬鹿が反論できるようなものであってはならない。
僕ごときに理解できるようなことがらであるのなら、
戸塚宏83歳(仮名)の高邁さが損なわれるゆえに。
戸塚宏83歳(仮名)の利口さと、大衆の愚かさを分かつ指標は、
ただ一つ、相互理解の不可能さ、になる。

>馬鹿の側から、逆説めいた反論ができるとすれば、
>利口な人は、世の中の多くを占める一般の、
>普通の、大衆の、衆愚の、世間並みの感受性を、
>知ることができない、理解できないものとして、
>数え上げることはできないのだろうか。
>利口であればあるほど、理解不能になるものとして、

>ある意味、無知を引き受けなきゃならないと思う。



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  1. 2023年12月27日 00:00 |
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今年も余すところ 1/x ―― 愚昧な僕にも相応の幸福がある


愚昧とか、大阪のヤンキーあがりとか、
コミュ力だけで生きてきた器用な人、とか。
僕みたいな知的能力に劣る者は、
利口な人たちからは心の底から軽蔑されるらしい。
僕だって馬鹿は自認しているから、
ことさらに言い返すこともないとして。

馬鹿を相手にするのは利口な人にはつらいこと、
とは想像してみるけれど、
そういったつらさに耐えることは、
知的水準が高い人の責務であり、
分かり合えなさを受け容れなきゃならないと思う。
怒ったり、呆れたりするよりも。

馬鹿の側から、逆説めいた反論ができるとすれば、
利口な人は、世の中の多くを占める一般の、
普通の、大衆の、衆愚の、世間並みの感受性を、
知ることができない、理解できないものとして、
数え上げることはできないのだろうか。
利口であればあるほど、理解不能になるものとして、

ある意味、無知を引き受けなきゃならないと思う。



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  1. 2023年12月26日 00:00 |
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その選択の正しさよりも ―― 124/124


京アニ事件、死刑回避を主張 青葉被告の弁護側、1月に判決
https://news.yahoo.co.jp/articles/bd27214bc160127e57c9fc02c4c37d2687a246ca



    >弁護側は、最終弁論で死刑の残虐性を訴え
    >「青葉さんに死刑を選択すべきではない」と主張し結審した。

    当為論、規範論的には、死刑を選択すべきではない。
    「当為」の対義語は「存在」であるが、

    では、36人の存在に均衡する1人の当為とは何だろう。
    死刑を回避する、その選択の正しさは、

    1人ひとりの生命の大切さによって成り立つのに。



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  1. 2023年12月08日 00:00 |
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その選択の正しさよりも ―― 123/xxx


被告人質問の最後で青葉被告が口にした謝罪と後悔
7日に結審予定
https://news.yahoo.co.jp/articles/f9391d10eed5aa7b5f177ade3f0ba1411ffdf79f



    反省とか、謝罪とかをして来なかった人なので、
    自責ということ、それ自体がよく分からないんだと思う。
    そのスキルがないし、言葉づかいも、作法も知らない。



「極悪」の正体 京アニ事件の青葉真司被告
「人と関わるメリット見いだせない」
https://news.yahoo.co.jp/articles/483189f95009c32681d5e63098bbbd4ae4cb640b



    向上するのは、他責のスキルだけになる。



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  1. 2023年12月07日 09:00 |
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その選択の正しさよりも ―― 122/xxx


12月4日、第20回公判、
「やけどの痕、生き地獄」
人前で外せぬ手袋 京アニ公判で社員
https://news.yahoo.co.jp/articles/7299878269673797bcb9ba51e73a928dca1642f7

12月6日、第21回公判、
京アニ公判 「鏡を見た絶望、この体で生きるつらさ」
49回手術の負傷者陳述
https://news.yahoo.co.jp/articles/35e6ae92785a600475cb74b7a0e0cf3db88bde57



    被害者参加制度がなければ、
    僕たちには知らされなかったこと。
    知り得なかったこと。
    いろいろ考えてみたけれど、

    言葉が見つからない。



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  1. 2023年12月06日 23:00 |
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その選択の正しさよりも ―― 121/xxx


京アニ公判 「夢をかなえましたか」
遺族が朗読した娘の「未来の自分」への手紙
https://news.yahoo.co.jp/articles/a05249cb8efa79591ef72edd8cb42bd19da4f952



    青葉被告が夢見て、最後までかなわなかったもの。
    叩き壊すことはできたとしても、焼き捨てることはできたとしても、
    どうしても自分のものとすることができなかったもの。

    大好きな人たちと、大好きな仕事と。



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  1. 2023年12月03日 00:00 |
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その選択の正しさよりも ―― 120/xxx


京アニ公判 「夢をかなえましたか」
遺族が朗読した娘の「未来の自分」への手紙
https://news.yahoo.co.jp/articles/a05249cb8efa79591ef72edd8cb42bd19da4f952



    他方で、亡くなった被害者たちにも、
    もはや知ることができない、深い愛が込められた物語が、
    無数にあることを僕たちは信じている。

    語られなかった思い、伝えられなかった言葉が、
    数限りなくあったことを、僕たちは信じられる。
    遺族たちの陳述を聞くことで、僕たちは、

    不可知の物語への信仰を強くすることができるだろう。



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  1. 2023年12月02日 00:00 |
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