No one 、誰もいない、
I think 、って思っている、
is in my tree 、僕の樹には。
では、僕の樹には、
僕はいるのか、いないのか。
僕の樹には、
誰もいないみたいだ、
僕のほかには。
目に映ったものは、
すべて、僕の夢になるから。
すべては、言葉によって、
妄想しているだけ。
他人なんて、手さぐりで、
妄想する以外には、
僕には関わることができない。
僕の樹には、
誰もいないみたいだ、
僕も含めて。
僕の中にいるものは、
すべてが他人だから。
僕を作っているものは、
両親や、学校で出会った人たちや、
テレビやラジオや、
本や映画や音楽や、
イチゴの甘さや酸っぱさや、
あの子やこの子や、
あいつやこいつや、
エロい動画や、
エロくない動画や、
僕は、あまりにも多くの、
他人の寄せ集めだから、
僕は、どんな人にもなれそうで、
でも、どんな人にもなれないでいる。
僕は、誰でもあり、
僕は、誰でもない。
時々、ではなくて、いつも、
それが僕だと思っている。
―― Strawberry Fields Forever/The Beatles
―― John Lennon 作詞、Paul McCartney 作曲、
―― 1967、Parlophone
テーマ:哲学/倫理学 - ジャンル:学問・文化・芸術
- 2017年11月09日 21:08 |
- 荘子
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