デカルトは、
自分が考える、ということだけを頼りに、
世界から脱出した。
精神と自然を対立させて、
自分は、考える精神、自我であり、
世界の側は、物質、自然になる。
物心二元論、って考え方だ。
自分は、世界から切り離されて、
自由に意志することができる。
しかし、デカルトのいう世界は、
自分を除いた残りにすぎない。
世界丸ごと、全部ではない。
自分も、世界も、
お互いを除いた残りとして表され、
どちらも有限なものになる。
無限性を示すものとして、
神を要請するが、
そこから先は、
もう、僕の手に余る。

テーマ:哲学/倫理学 - ジャンル:学問・文化・芸術
- 2018年07月19日 12:41 |
- 自由
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