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運命論からは逃れられない (-ω-;) 8/x


自分で選ばない、ということは、
自分で選ぼうとしない。
選ばない、のではなく、
選ぼうと思わない、選びたくない。

そのため、他に選択肢がなくなるまで、
いつまでも、選択が先延ばしになる。
選択肢があるときに選ばないで、
選択肢がなくなるのを待っている。

選択肢がなくなって、初めて、
自分は選ばされているだけだった、
と言うことができるから。
運命の所為にすることができるから。

決定されているのではなく、
決定されていると思いたい。
いつまでも迷っているときは、僕なら、
選ぶ気がないときである。

自分で選んだことにしたくないときである。



    210405g.jpg

    げみ



自分で選択する、ということは、
もう選択できなくなる、ということで、
あったはずの選択肢を断って、不自由になることで、
あったはずの自由を、自ら捨て去って、

選ばれなかった未来の時空を想い描くことである。



    

    ずるい ずるい ずるい ずるい ずるい ずるい
    僕はずるい ずるいよ

    ―― おあいこ/ハナレグミ
    ―― 野田洋次郎 作詞作曲、2015、Victor Entertainment









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テーマ:哲学/倫理学 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2021年04月24日 00:00 |
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