以前には、人生には生きる意義があるのかどうかを
知ることが問題であった。
しかし、ここでは反対に、人生には意義がなければないだけ、
それだけよりよく生きられると思われる。
―― シーシュポスの神話/アルベール・カミュ
―― 清水徹訳、1969、新潮文庫
人生の意味、なんてことを、
考えることは難しいことだと思う。
その取り組みは、傍目(はため)にも立派に映り、
自分でも充実感が得られる思考になるのだろう。

げみ
けれども、君の生活について、また他人の生活について、
真面目に考えること、考えようと努力することは、
できないことではないとしても、
哲学よりも、ずっとむずかしいことなんだ。
―― ウィトゲンシュタイン/ノーマン・マルコム 著
―― 板坂元 訳、1998、平凡社
繰り返される、冴えない生活を置き去りにして、
ここではないどこかに、崇高な人生を夢見るような。
さらには、哲学を大上段に振りかざして、
他人の生き方に難癖をつけたりして。
ともあれ、人生も、生活も、考えているだけでは、
他人を批判するだけでは、変わるようなものではなくて。
―― me and my monkey on the moon/小島麻由美
―― 小島麻由美 作曲、2000、PONY CANYON
テーマ:哲学/倫理学 - ジャンル:学問・文化・芸術
- 2021年10月15日 00:00 |
- ラパン/ミニ
-
| トラックバック:0
-
| コメント:4
青梗菜さん、こんばんは!!^^
> しかし、ここでは反対に、人生には意義がなければないだけ、
アロアと遊べたことはネロにとっては(ry。
>繰り返される、冴えない生活を置き去りにして、
何が繰り返されるのだらうか?冴える生活とは?別にいいけど。m(__;m
- 2021/10/15(金) 00:17:57 |
- URL |
- くわがたお #-
- [ 編集 ]
おはようございます。今日発表、ドキドキ。
やっとこのシリーズも終わりに近づき〜。
そうね、人生の意義とか目的とかを大きく考える必要はないでしょうね。
日々の生活を営むうちに、ああこれが人生だったのか、と分かるものだと思う。
ただ、目標のない生活をしていてもダラダラするだけだから、その都度その都度、小さな目標は立てて、達成感を味わいたいですよね。
よく面接で聞かれるというじゃない、5年後10年後のあなたを想像してください、とか。僕は聞かれなかったけど。
小さな目標を立てて軌道修正したり、試行錯誤したりするうちに、ある日突然人生の意義なんて気づくものだと思う。
僕はね、ニーチェの永遠回帰の思想だって、これが人生だったのか、ではもう一度!と言える瞬間が一度でもあれば、それで世界は肯定され、永遠回帰は達成されたと思うんですよ。
- 2021/10/15(金) 05:55:55 |
- URL |
- oki #ibS8y52A
- [ 編集 ]
okiさん、こんにちは。
>今日発表、ドキドキ。
生活してるねー、生きてるねー。
>やっとこのシリーズも終わりに近づき〜。
うん、もう終わっていいよ、
って、シリーズが言う、みんなが言う、僕が言う。
>そうね、人生の意義とか目的とかを大きく考える必要はないでしょうね。
>日々の生活を営むうちに、ああこれが人生だったのか、と分かるものだと思う。
それがなかなか難しいw。
>ただ、目標のない生活をしていてもダラダラするだけだから、その都度その都度、小さな目標は立てて、達成感を味わいたいですよね。
小さくていいよね。
やってみれば分かる、意外とできないw。
>小さな目標を立てて軌道修正したり、試行錯誤したりするうちに、ある日突然人生の意義なんて気づくものだと思う。
いい物語の典型。
>僕はね、ニーチェの永遠回帰の思想だって、これが人生だったのか、ではもう一度!と言える瞬間が一度でもあれば、それで世界は肯定され、永遠回帰は達成されたと思うんですよ。
一度でもあるのと、一度もないのでは大違い。
okiさん、今日は、青空の下で、
風に吹かれてみたりするのがいいよw。
- 2021/10/15(金) 09:21:37 |
- URL |
- 青梗菜 #De6CjWPI
- [ 編集 ]