tetsugaku poet

qinggengcai

塗装生活 124/126


>人生の意味、なんてことを、
>考えることは難しいことだと思う。
>その取り組みは、傍目(はため)にも立派に映り、
>自分でも充実感が得られる思考になるのだろう。

対して、日常生活の取るに足りない些事に、
関心を寄せてみる、なんてのは、
取るに足りない有象無象が寄せる関心として、
瑣末な人たちに任せておけばいいのかもしれない。

立派な人たちには分かってもらえそうにないけれど、
人生と、毎日の生活を、切り離す理由はない。
まして、正対させて、価値の上下をつける必要はない。
その判断基準には、おそらく、合理性がないと思う。

なにより、僕たちは、人だから、
どちらも大切にしながら考えることができる。
機械のように、上下や、優劣や、正誤に分けずに、
両方の側面から位相を入れることができる。

たとえ矛盾しても、すぐにエラーを返さずに、
矛盾を受け容れたまま、人らしく言葉へと表現して、
思考を行き止まりにさせないことができる。
なにより、僕たちは、人だから、

生活、なんて言葉を使いながら、
人生の意味を数え上げることができる。



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    げみ



    

    なにもかも 瞬く間に
    流れてゆく 光の中で

    ―― ひまわり/小島麻由美
    ―― 小島麻由美 作詞作曲、2001、PONY CANYON



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テーマ:哲学/倫理学 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2021年10月17日 00:00 |
  2. ラパン/ミニ
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