仕事よりも趣味を優先、とか、
仕事をがんばるよりもまったりゆるゆる、とか、
好きなことをして生きていたい、とか。
世の中は、そんな流れだから。
そんな流れに棹さして仕事をするためには、
いきおい、趣味よりも仕事を優先させる強い何か、
まったりゆるゆるさせない厳しい誰か、
好きなことをさせない巧妙な流れが必要になる。
好きなことをさせない流れから逃げ出すことを、
サボる、なんて呼ぶけれど、抜本的には、
仕事と遊びの、差異、分断、排除の境界線ではなく、
違った逃走線を引くことが必要だ。
逃れた先で、仕事場が遊び場になるように、
遊ぶように仕事ができればいい。

オソラカフェ/大阪市淀川区
誰かを憎んでたことも 何かに怯えたことも
全部かすんじゃうくらいの 静かな夜に浮かんでいたい
―― 流れ星/スピッツ
―― 作詞、作曲、草野正宗、1999、ポリドール
テーマ:哲学/倫理学 - ジャンル:学問・文化・芸術
- 2022年11月06日 00:00 |
- 自分らしさ
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| コメント:4
うん、遊ぶように仕事。
逆に仕事のような遊び、というのもありまして。
ビタさんのとこで書いたけど、東京国立博物館の「国宝」展、時間予約制なんですけど、まずもって一般の方は予約がとれない。
予約開始時間と共にすぐ埋まる。
更に、開場前から並ばないといけないし、展示物を観るのも行列。
修行のような美術鑑賞、笑。
僕なんかは、そんな思いするなら、そんな展覧会観ずに、空いている展覧会行きゃ良いじゃないか、と思うのですが、それは無料入館予約不要の障害者の思いなのかな?
こっちは、必死でとったチケットという想いがないから、混んでいるとこは飛ばして、空いているとこだけ観ましたとさ。
すると、障害者も予約制にしろ、という声が聞こえてくるんだけど、予約制にすりゃ、予約時間帯にきちんと行くことが難苦な障害者たちは行くのを諦める〜難しい問題ではある。
- 2022/11/06(日) 10:47:08 |
- URL |
- oki #ibS8y52A
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okiさん、こんにちは。
弱者を対象とした特別措置、
マイノリティを対象とした例外的措置、
その領域は、雇用や職場から、公共施設の利用まで様々です。
一部の人々に対する優遇措置は、当然に、
その他の大勢の人々に薄く振り分けられた不利益によって成り立つわけで、
対象にしても、領域にしても、行き過ぎは逆差別よね。
優遇措置を与えるか与えないかの線は、
その措置を逆差別と捉えるか捉えないかの境界線でもあるわけだ。
難しいよねー、もともと引けない線を引いたんだから。
- 2022/11/06(日) 18:57:27 |
- URL |
- 青梗菜 #De6CjWPI
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そうね、健常者にとっては行き過ぎた優遇と映るだろうな。
しかし、僕ら障害者にとっては、その措置のおかげで、行きやすく、僕が行った時も、僕のすぐ後に来た人もそうだったし、会場内には明らかに障害者と分かる方も予想以上に多く見られたのは事実。
しかし、繰り返すけど、普通の人にとっては、入場に皆並んでいるのに、その列飛ばしてさっさと入場できるありゃなんだとなるだろうな。
中には係員に訊ねて「障害者の方です」と言われて、じゃ仕方ないな、と思う人となんで障害者は、と思う人がいることも容易に想像がつく。
どうしたら良いかは分からない、優遇にも「程度」というものがあるし、障害者の障害にも「程度」というものがあるから一律に決められないのは当たり前だ。
仕事ならね、障害者枠なら、障害の程度に応じて仕事を割り振るということもできるけど、公共の優遇措置に関してはね、おっしゃるとおり何処かで線引かないといけないから無理が生じる。
美術館によっては、全く優遇措置を講じないところもあるし、予約制だけは採用するところもある。
まあ仕方ない、我々障害者は、優遇措置を快く思わない人もかなりいるということを常に心に留めておかないといけないかな。優遇を当然だと思わないこと。
- 2022/11/06(日) 20:08:08 |
- URL |
- oki #ibS8y52A
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最初から、線を引いて障害者枠に分けることで、
健常者との接点を失う気はするね。
ないものねだりではあるけれど。
健常者は、思いやりのある行動をしなくてもいい。
障害者は、不必要な優遇を拒否することもない。
弱者を差別しないための制度が、
マイノリティと共生するための措置が、
ときには、差別を固定させ、分断を増長させることもある。
僕の考え方が浅薄で、
ひねくれてるだけならいいけれどw。
- 2022/11/06(日) 23:20:33 |
- URL |
- 青梗菜 #De6CjWPI
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