客観的な語り手ではあるが、
主観的に語ることさえ危ぶまれる。
自らが統合失調症でない人なら、
―― 統合失調症の人であっても、
制御不能な個々人の妄想、それ自体は、
誰とも共有できない出来事である。
僕がいくら想像を働かせてみても、
その想像は、京アニの事件における、
青葉被告の主体性を反映しない。
現実を離れて行く先には誰も随伴できず、
そこで繰り広げられる人々との営みを、
青葉被告と共有する人はいないと思われる。
誰も青葉被告の当事者性を認識できない。
テーマ:哲学/倫理学 - ジャンル:学問・文化・芸術
- 2023年09月16日 00:00 |
- 自分らしさ
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